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珠洲・狼煙の歴史

 石川県珠洲郡誌には、狼煙は珠洲の北端に位置して、北方一帯を日本海に臨み、遥か彼方に舳倉七ツ島が見える他に視界をさえぎるものはないと記されています。この狼煙を含む外浦一帯の横に長い地域は、荒々しい男性的な海岸風景にすぐれ、山伏山・禄剛崎灯台・平時忠の配所などがあり、源義経伝承が各地にあって近年は観光名所としても有名になりました。ここでは、この地方の歴史的背景を中心に珠洲・狼煙について紹介します。

 1.狼煙村の地理と歴史
 2.狼煙城
 3.西海地区の産業と教育
 4.狼煙村の北海道移住
 5.須須神社
 6.禄剛崎灯台
 7.等覚寺と覚宝寺
 8.丹生神社
 9.川浦村
10.東山中村

 この地方は現在でも昔の「名(みょう)」の遺風を伝え、村祭りでの「当渡し」、「若子のまつり」の行事も残り、民俗の宝庫とも云われています。また、この地方には天正期に前田利家から扶持を受けた土豪的長百姓が数人もいたようです。

<参考文献>
  • 石川県珠洲郡誌 (臨川書店・石川県郷土誌業刊)
  • 珠洲市史 (2) 資料編(中世・寺院・歴史・考古) 石川県珠洲市役所



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