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先祖調査に至る経緯 |
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■先祖調査の意義 私は現在、仕事の関係で北海道を離れて暮らしていますが、両親、兄弟、親族を含めた一族は北海道で暮らしています。しかし、我々一同は、自分たちの先祖がどこから来たのかを詳しくは知りませんでした。ふと、そんなことを思い始めたら、居ても立ってもいられず調査に乗り出していました。 我々の身体に流れている血は、途絶えぬようにこれから後世に伝えていくこともできますが、何が理由で途絶えてしまうか分かりません。しかし、今ここに自分が生きているという事実は、代々の先祖がその血を途絶えさせぬように必死に生きた結果であると言えます。その中の一人の先祖でも欠けていたら今の自分は存在しないと思うと、ロマンを感じてなりません。また、我々は例外なく全ての人間はいつか死にます。しかし、自分が死んでも家の歴史として我々が生きた記録をを残すことは可能なのです。そして、その記録を古文書のように、後世の人間が読んでくれるとしたら、ますますロマンを感じてしまうのです。 ■北海道民の先祖調査の重要性 2002年12月ごろ北海道新聞に「道産子のルーツが失われる 〜除籍簿破棄 家系たどれず〜」という見出しで掲載された記事がありました。私は当時、この記事を札幌の自宅で読んだときのことを鮮明に覚えています。この記事は、ルーツを知る重要な手掛かりとなる先祖の戸籍を記録した除籍謄本が役所での保管期間である80年が経過すると破棄され、北海道民の先祖調査が日に日に難しくなっていく現実を述べたものでありました。除籍謄本が一定期間で破棄されるという事実は、北海道民に限ったことではありませんが、多くの道民にとっては先祖調査の手掛かりとして、この除籍謄本以外に頼るものがないのが実状です。 これは理由があり、明治初期に開拓のために津軽海峡を越えて北海道に渡ってきた人々は、本州での親戚や家系を忘却の彼方にしまったケースが多いのです。従って、除籍謄本で可能な限り先祖を辿った結果、一番古い本籍地が北海道だった場合、先祖が一体どこから来たのか調べることは、よほど特殊な苗字で地方を特定できるなどの場合以外は、もはや不可能に近いでしょう。そして、運良く先祖の本籍を北海道に移り住む以前の場所に見つけることが出来れば、その地方の親族、菩提寺や先祖の墓を探し、ルーツを辿ることができるかもしれません。 先祖調査において、我々の環境は恵まれていると言えます。私は以前、仕事の関係でヨーロッパで数年暮らしていたことがあります。欧州の家系では、両親が別国籍であることは珍しくなく、先祖が各国に散っています。以前、妻と二人でバルト三国を旅行したとき、とある空港でカナダ人の老夫婦に会いました。聞けば、先祖がバルトの国にいたことが分かったのでルーツを探りに来たのだと言うのです。このように先祖が文化も言語は勿論、戸籍という概念も異なる国にいる場合と比較すると、日本人の多くの先祖調査は容易であると言えるでしょう。 ■ホームページ作成の目的 このようなホームページを立ち上げるに至ったのには、いくつか理由があります。 まず、私の調査を公開することで、先祖の暮らしていた地域の歴史についての情報を得られるかもしれないと思ったからです。 それから、浦野を姓に持つ人は日本全国に約2万2千人ほどいると云われています。これは日本で使われてる姓としては、比較的多い方と言えます。従って、全国の浦野さんから貴重な情報も得られるかもしれないと考えました。 そして、私がこの調査の内容をホームページで公開することによって、誰にもある家の歴史を自分で調べることができることを示し、その参考になればと思ったからです。そのため、当サイトの「私の先祖調査」では、できるだけ調査方法や考察について記載するように心掛けています。 ※追加情報 平成17年5月、本件に関して連絡を取っていた浦野姓の方とお互いの調査資料を整理した結果、 なんと5世代前の先祖を同じくする遠戚であることが判明しました。150年近くの時間の壁を越えた感動の瞬間でした。くわしくは「親族の発見と先祖の家業」をご覧下さい。 ■最後に 先祖調査を行っていくと、先祖や親族の複雑な家庭事情を知ることもあるでしょう。何代も前の先祖の話ならば歴史の一端として受け止めて、本ホームページでは出来る限りの事実を公開したいと思いますが、プライバシー侵害の問題に抵触する恐れがあり、公開に値しないと思われる事実については私の判断で割愛させて頂きますことを予め御了承下さい。 |
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